え、まだ飲んでないの?【ビタミンB12は精子改善の隠れた救世主】

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ビタミンB12について知りたい。

妊娠や出産率を上げるサプリを探している。

精子の質を向上させるサプリを探している。

こんな方におすすめです。

妊娠や妊婦に必要なビタミンは?と聞かれて葉酸と答える人は多いでしょう。

葉酸はビタミンB12と同じビタミンB群のひとつです。

そしてこのビタミンB12は葉酸と同じく、男性の精液所見を改善することに期待できるビタミンなのです。

理解して服用するのとそうでないのでは継続への意識がまるで違いますので、精子への影響をしっかり学んでいきましょう。

この記事でわかること
  • ビタミンB12が妊娠を目指す男女に重要だということがわかる
  • ビタミンB12のしっかりとした飲み方が理解できる
  • 夫婦で継続することで妊娠の確率が上がるだけでなく、丈夫な胎児を育成することができる

ビタミンB12とは

ビタミンの中でビタミンBはB2とかB6とか色々あってよくわかりませんよね。

ビタミンBに属するものをビタミンB群と呼び、葉酸もこのビタミンB群に含まれます。

男性の精子に影響があるとされるものは葉酸とビタミン12になります。

精子と葉酸の関係についてはこちらで詳しく説明しています。

ビタミンB12とは?

ビタミンB12は水溶性のビタミン群の一種で、化学構造の中心部にミネラルのひとつであるコバルトを含み暗赤色をしているため赤いビタミンやコバラミンと呼ばれます。

赤血球を生成する時に働くため造血のビタミンとも呼ばれます。これは葉酸と同じですね。ビタミンB12はコバルトを含むビタミンの総称です。

アデノシルコバラミン、メチルコバラミン、スルフィトコバラミン、ヒドロキシコバラミン、シアノコバラミンがあります。

これらのコバラミンの中で最も効率良く利用されるのは、シアノコバラミンとヒドロキシコバラミンです。

ビタミンB12は体内で、メチルコバラミンとアデノシルコバラミンに変換され様々な代謝に関わる補酵素として働いています。

ビタミンBは12弱酸性に対しては安定しますが、強酸性・アルカリ性では光によって分解されてしまいます。

光や空気によって酸化されるため、食品を保存する時には密閉する必要があります。

人間の体内には、肝臓に数年分のビタミンB12が貯蔵されています。

ビタミンB12は腸内細菌によってつくられ、基本的に動物性食品にしか含まれていません。

ビタミンB12の働きと効果

ビタミンB12は細胞が分裂する時に不可欠な補酵素で、血液中の赤血球と結合し、酸素を運ぶ役割をしているヘモグロビンの合成を助ける効果があります。

そしてビタミンB12は葉酸と協力し、赤血球をつくる働きを助けています。

また細胞の遺伝情報が詰まった核酸や、アミノ酸、タンパク質の合成を助ける働きがあります。

さらにビタミンB12には脂質の合成や修復をする働きがあり、神経細胞内の表面にある脂質膜の合成にも関わっています。

以上のことから効果が期待できるものが以下になります。

  • 貧血を予防する効果
  • 神経機能を正常に保つ効果
  • 睡眠を促す効果

ビタミンB12は2つの段階を経て食品から体内に吸収されます。

胃酸が食品中のビタミンB12をタンパク質から切り離し、胃の中で産生された内因子と呼ばれるタンパク質とビタミンB12が結合し、体内に吸収されます。

つまり内因子を作れない疾患である悪性貧血の人は、全ての食品やサプリメントからビタミンB12を吸収することが困難となります。

ビタミンB12の1日の摂取量

ビタミンB12も厚生労働省により一定の摂取目安等が定められています。これはどの栄養素も同じですね。

海外と日本では摂取基準が違いますが、これは体型や遺伝子の違いもそうですが、人種によって構造が違い吸収率にも差が出ます。

またそれぞれの国が何を改善予防するために基準を定めるかなどによって変わってきます。日本の場合は以下になります。

年齢摂取推奨量
生後6カ月0.4 μg
幼児7-12カ月0.5 μg
小児1-3歳0.9 μg
小児4-8歳1.2 μg
小児9-13歳1.8 μg
10歳代14-18歳2.4 μg
成人2.4 μg
妊娠している女性2.6 μg
授乳中の女性2.8 μg

μgはマイクログラムと読み、100万分の1グラムになります。

ビタミンB12に関しては許容上限量は設定されていません。

ビタミンB12の欠乏症と過剰症と副作用

どんなものにも欠乏症や過剰症、副作用はつきものですが、ビタミンB12の欠乏症は非常に多岐に渡ります。

胃酸の分泌低下、胃粘膜の萎縮、下痢、便秘、食欲不振、巨赤芽球性貧血、神経疾患、手足の痺れ、ふさぎこみ、記憶カの減退、脳症をきたした症例まで報告されています。

一般に副作用はほとんどありませんが、人によってはビタミンB12は下痢や末梢血管血栓症、痒み、一時的な発疹、蕁麻疹、全身の腫脹感、過敏症、アナフィラキシー様症状などを起こすことがあります。

しかしそれでも心配する必要はまずないでしょう。

過剰症についてはまず心配する必要はありません。

上限が設定されていないのもそのためですが、それでも漫画みたいな服用量はやめましょう。

葉酸を多量に取ると、ビタミンB12欠乏症の大きな特徴である巨赤芽球性貧血が改善されるため、ビタミンB12欠乏症であることがわかりづらくなります。しかし、葉酸はビタミンB12欠乏症による神経系への損傷の進行を治すことはありません。したがって、健康な成人は1日に1000μg以上の葉酸を取るべきではありません。

ビタミンB12を多く含む食品・食べ物

ビタミンB12は、さまざまな動物性食品中に天然に含まれ、栄養強化食品に添加されることもあります。

植物性食品は、強化食品でない限りビタミンB12を含有しません。

  • 牛レバー、二枚貝
  • 魚、肉、鳥肉、卵、牛乳、その他の乳製品
  • 朝食用シリアルの一部、乾燥酵母

上記が多い食材になります。例えば、あさり(52.4μg/100g)、すじこ(53.9μg/100g)、牛レバー(52.8μg/100g)などになります。

毎日服用しようと考えるならやはりサプリメントで服用することが効率が良いと考えられます。

ビタミンB12を服用するタイミングは?

ビタミンなどには油に溶けやすい脂溶性水に溶けやすい水溶性の2種類があります。

脂溶性は油に溶けやすいので、食後に服用したほうが吸収がよくなります。水溶性の場合は、食事と食事の間である食間がベストです。

医薬品のパッケージ裏に食間と書かれたものを見たことはありませんか?食間とは言い換えると、胃の中に何もない空腹な状態を意味しています。

水溶性の場合は空腹時に服用することで吸収力が高まります。

ビタミンB12は水溶性ですので、食間の服用がベストです。

サプリメントはすぐに効果を発揮しません。継続することが非常に大切ですので、服用を忘れない就寝前が良いと思います。

ビタミンB12の妊娠や精子への影響

ではここからが本題です。

不妊の原因と考えられているものには、子宮内膜、骨盤、卵巣、ホルモンなど女性の背景にあるものと、精子、ホルモンなど男性の背景にあるものが存在しています。

これらの背景によって、排卵されないことや、受精しないこと、受精しても受精卵が胎盤に着床しないことなど、不妊には様々な背景があります。

ビタミンB12の不足と男女の不妊がはじめて研究報告されたのは、1990年代のことで、それ以降、ビタミンB12の不足が不妊、特に受精卵が着床後の早い段階に流産してしまう現象に深くかかわっていることと、男性の精子の数と活動率に影響を及ぼすことが世界中の研究者によって報告されています。

女性不妊とビタミンB12の関係

女性の不妊とビタミンB12の関係については、習慣性流産の女性の体内のビタミンB12が不足傾向にあるという調査報告に端を発しました。

その後、ビタミンB12が卵巣、胎盤、子宮といった生殖臓器の細胞の成長や働きに不可欠であることが判明

さらに女性ホルモンのエストロゲンの分泌にかかわっていることがわかりはじめました。

ただここにきて、妊娠中の過剰摂取が危険リスクとなる報告がありました。

母体の葉酸およびビタミンB12の値が高すぎても、生まれる児の自閉症スペクトラム障害のリスクが上昇する可能性が示唆されのです。

研究で、分娩時に母親の血中葉酸値が非常に高い場合、正常値の母親に比べて自閉症児が生まれる確率が2倍であり、ビタミンB12の値が高い場合は3倍であることがわかった。葉酸とB12がいずれも過多であった母親は最もリスクが高く、いずれも正常値の場合の17倍以上であった。なお、今回の研究ではこれらの関係性が示唆されたものの、因果関係は明らかにされていない。

ちょっと怖く感じるかもしれませんが、適量であればなにも問題なく、怖がる必要はありません

妊娠などに良いと言われて過剰に摂取してしまったのが原因でしょう。

葉酸やビタミンB12を中止しましょうというようなことではありませんので安心してください。

男性不妊とビタミンB12の関係

男性の精子の数とビタミンB12の不足についての研究では、日本の研究チームによる研究が世界的にも最も進んでいるそうです。

精子を作る際にはビタミンB12が不可欠なビタミンであることがわかりはじめ、実際、男性不妊の男性に、1日1000~6000μgのビタミンB12を数週間服用してもらったところ、平均40%精子の数が増え、精子の活動率も向上したことを日本研究チームが報告しています。

日本では、不妊外来を持ついくつかの産婦人科では、不妊治療の最初の段階で、男性女性のビタミンB12の不足を検査し、不足があった場合には本格的な不妊治療の前に、ビタミンB12や葉酸、コエンザイムQ10やビタミンE,Dの補充を行うクリニックや病院があります。

ビタミンB12と妊娠に関する論文

それではいくつか論文を見ていきましょう。

まず上記でも載せました、葉酸やビタミンB12の過剰摂取に関するものの続きです。

分娩時に母親の血中葉酸値が非常に高い場合、正常値の母親に比べて自閉症児が生まれる確率が2倍であり、ビタミンB12の値が高い場合は3倍であることがわかった。葉酸とB12がいずれも過多であった母親は最もリスクが高く、いずれも正常値の場合の17倍以上であった。今回の研究では、葉酸とB12のサプリメントを(特に妊娠期間の前半に)週3~5回服用していた女性は、自閉症児が生まれる確率が低いことも判明している。米国産婦人科学会をはじめとする各団体は、胎児の神経管欠損の予防のために妊婦の葉酸摂取を推奨しており、最近の研究では、葉酸およびビタミンB12が発達中の胎児の自閉症を予防することも示されているという。

一部で葉酸やビタミンB12の過剰摂取により負の作用が生じた結果となったが、それでも適量であれば自閉症児の確率が減少し、胎児のことを考えると必要なビタミンであることには変わりはないということです。

CH3-B123, 000μg/dayを3分割連日3ヵ月間内服投与し, 投与開始前および, 投与終了後に, (1)精液量,(2)精子濃度, (3)総精子数, (4)精子運動率, (5)総運動精子数, (6)精子運動速度, (7)左右精巣容量, (8)血清LH値, (9)血清FSH値, (10)血清Testosterone値, (11)精漿中Zn濃度, (12)精漿中Mg濃度, (13)精漿中PAP濃度,(14)精漿中Vitamin B12濃度を測定した. 肝細胞障害,腎機能障害の有無を知るために血清GoT, GPT,ALP, BUN, Creatinineの測定も合わせて行なった。

CH3-B12投与前と3ヵ月間投与後の各パラメーターの中央値を比較検討すると, 精液量は, 有意な変動を認めなかった. 精子濃度は,有意に増加し, 総精子数でも有意に増加していた. 精子運動率は, 有意に増加し, 総運動精子数でも有意に増加していた.精子運動速度は有意に増加していた. 精巣容量は, 左右ともに有意差を認めなかった. 精漿中Vitamin B12は,有意に増加していた.精子濃度, 精子運動率を効果判定基準によって検討すると, 精子濃度に関しては24.2%, 精子運動率に関しては41. 4%が有効以上であった。

ビタミンB12が精子の数、濃度、運動率等について所見が良好となる結果です。

Andrology 2017; 5: 704(イラン)doi: 10.1111/andr.12351

2013〜2015年に健常男性85名、精子無力症70名、乏精子症70名、高度乏精子症70名、無精子症70名の男性を対象に、精液検査、MTHFR遺伝子多型、ホモシステイン濃度、食事調査を行い、その関連性を検討。精索静脈瘤、抗癌化学療法、クラインフェルター症候群、AZF遺伝子欠失、嚢胞性線維症、喫煙、アルコールをたしなむ方は除外しました。血液中のMTHFR遺伝子多型は、精子のMTHFR遺伝子多型と一致しました。MTHFR遺伝子多型がC677T-TTの場合に、ビタミンB12と葉酸摂取が少ない方は、精子濃度と精子運動率が有意に低下していました。

残念ながら無精子症の場合は精子は作られませんが、この論文は食事調査に基づいた葉酸とビタミンB12の摂取量が多い方が、精子無力症と乏精子症の方の精液所見が良いことを示しています。

つまり、葉酸とビタミンB12を継続服用していくことで、精子無力症や乏精子症の改善に期待が持てるという男性不妊者にとっては非常に嬉しい論文です。

以上のことからも、葉酸とビタミンB12をセットで服用することで精子の量、運動率、質(奇形率)に影響することがわかるかと思います。

まとめ

まとめ
  • ビタミンB12は葉酸と協力して作用する為、同時に服用するのが望ましい
  • 1日2.4μgが目安だが上限は設定されていない
  • 副作用はほとんど心配する必要はない
  • 毎日食品で服用するのは困難な為、サプリで補充するのが効果的
  • ビタミンB12は食間の服用がベストタイミング
  • 過剰摂取でなければビタミンB12によって流産のリスクが下がる
  • ビタミンB12が不足していると自閉症のリスクが上がる
  • 精子の濃度・数・運動率に大きく影響する

ビタミンB12を服用するのであれば葉酸もセットで服用することを考慮してみてください。

男性不妊で精子の質を改善しようと考えている男性は亜鉛や抗酸化などにたどり着く方が多いかもしれません。

もちろん、亜鉛や抗酸化物質は効果がありますが、同時に葉酸とビタミンB12も服用することでさらに改善が期待できます。

いずれにしても精子の質を改善するには時間とある程度のお金が必要となります。私も当然そうでした。

私は精子数50万という高度乏精子症で、運動率も30%台と妊娠が非常に困難な状態でした。

そこから生活習慣の改善とサプリメントの服用で精子数を40倍の2000万に、運動率も2倍の60%台まで改善することに成功しました。

私が男性不妊を改善した方法はこちらの記事で紹介しています。

飲み始めた頃は、半信半疑でしたし、本当にこれで改善されるのか不安でした。

サプリメント等で精子力が改善される確率は残念ながら100%ではありません。30%~60%ほどとも言われています。

それでも自分でこれを継続して飲むと決めたからには、それを信じで服用を続けた結果、奇跡的に出産までたどり着くことができたのです。

あなたも何かしらのサプリメント等を服用してみてください。

精子の質を改善できると期待されるサプリはたくさんあって、どれにしたらいいのかわからないかもしれませんが、このサイトでたくさん紹介しています。

どれかしらがあなたの精子向上に役に立ってくれることを願っています。

妊娠には年齢というリミットがあります。今、妊娠できるその時間をどうか大切にしてください。

男性のあなたはまだ時間があっても女性である奥様にはあなたほどの時間は残されていないかもしれません。

どんなに頑張っても精子改善には時間が必要です。精子が作られて射精するまで3か月を要します。

さらに精子の状態は日々変化し、妊娠の可能性があるのは1か月に1度きりです。

それがどれだけ時間がかかる作業なのかはお分かりになると思います。思い立ったらまず実行してみることです。

パパになりたいですか?奥様をママにしてあげたいですか?その気持ちがあれば何でも頑張れます。

不妊の場合どういうビタミンB12製剤を飲めばいいのかはこちらの記事でわかります。

 

参考文献

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