【精索静脈瘤の症状】睾丸・金玉の不快感/痛み/しこり/コブ/腫れ

不妊知識

 

スパーム
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精索静脈瘤の症状にはどういうものがあるのか知りたい

尿道や睾丸に違和感があります、これなんだろう

睾丸が腫れて、痛みがあります、どうしよう

こんな疑問にお答えします。

睾丸が腫れている、コブがある、ぐにょぐにょしている、痛みがある、違和感がある。こんな症状の場合、もしかすると精索静脈瘤である可能性があります。

この記事でわかること
  • 精索静脈瘤の症状がわかる
  • あなたの症状と比較することで早期治療に取り組める
  • 結果、将来、妊娠し子供を授かる確率が高まる

精索静脈瘤の多くは自覚症状がない

精索静脈瘤の場合、その多くは自覚症状がありません。

精索静脈瘤は最も一般的な不妊原因であるにも関わらず、なかなか治療の機会が得られないもので、その原因の1つがこの無自覚になります。

また発症部位が睾丸周辺であることから相談しずらく、病院にも行きずらい要因となっています。

精索静脈瘤は自然治癒しません

残念ながら、精索静脈瘤は自然治癒することはありません。

一般的には薬物療法や手術が必要な場合がほとんどです。放っておけばいつか治るという考えは捨てましょう。

今はまだ自覚症状がなくても、精索静脈瘤には3つの段階があります。症状が進行していくにつれ、痛み・違和感など自覚できる症状が起こってきます。

そして気づいたころには薬物療法ではもはや手遅れで、手術が必要な段階まで進んでしまっています。

そのため、違和感やなんだかおかしいなと感じたら早期に受診してみることが必要です。

精索静脈瘤の3つの症状

精索静脈瘤には特徴的な3つの症状があります。

自覚症状が出始めたらこの3つに当てはまっているかどうかを確認しましょう。

  • 睾丸、金玉の違和感・鈍痛・痛み
  • 睾丸、金玉のコブ・腫れ(主に左側)
  • 睾丸、金玉が左右で大きさが違う

では1つ1つ見ていきます。

睾丸・金玉に違和感を感じる

違和感というのは人それぞれで感じ方が違うものです。

少し腫れてきた、腫れ始めてきたのでムズムズするなど、普段と多少でも違いを感じたら注意しましょう。

違和感を感じ始めた時点で多少進行している精索静脈瘤といえます。

睾丸・金玉周辺に鈍痛を感じる

鈍い痛みが度々起こる場合、多少進行してしまっています。

この痛みが腹痛や、その他の原因からくるものであると勝手に判断してしまい、受診が遅れてしまうケースが多いです。

睾丸・金玉に痛みを感じる

はっきりとした痛みや激痛が走る場合、進行状況はグレード2以上になっている可能性が高いです。

この場合、受診して進行具合によっては手術を勧められる場合も生じてきます。

この痛みは、同程度の進行具合であっても、感じる人もいれば、感じない人もいます。

睾丸・金玉にしこりやコブがある

陰嚢にしこりやコブ状のものが出てきている状態です。精索静脈瘤は静脈が膨らむことですので、それによりしこりやコブが生じます。コブの数や大きさで状態がある程度わかります。

このレベルになると自分でも触って分かる状態ですし、進行具合としてはグレード2か3あたりになってきます。

コブは痛みを感じません。またぐにゅぐにゅした感触があるのが特徴です。

睾丸・金玉が腫れている

明らかに腫れがあり、肥大して重たく感じる状態です。

この状態は触る必要もなく見ただけで判断できてしまうレベルですのでグレード3になり、おそらく早期で手術を勧められるかと思われます。

まずこの状態まで受診せず放置していることが信じられませんが、たとえ恥ずかしい部分であっても、早期に病院へ行くように心がけましょう。

男性は病院が嫌いですから、受診が遅れる傾向にあります。

睾丸・金玉が左右で大きさが違う

もともと男性の陰嚢は左が多少垂れ下がっている状態であることが多いのですが、明らかに左右でサイズが違う場合は疑った方がいいかもしれません。

精索静脈瘤の特性として左にできやすいですが左右両方で起こる人もいます。

以上の特徴があるにはありますが、他の病気と混同してしまいやすいので注意しましょう。

精索静脈瘤に近い陰嚢疾患

陰嚢や腹部あたりの違和感や痛みがあったとしてもはっきりとその部位がわからない状態であることは多いです。

痛みといっても睾丸なのか、尿道なのか、腹部なのかでも様々は病気が疑われます。

陰嚢周辺によくある陰嚢疾患をまとめました。

前立腺肥大

膀胱の下にある前立腺が肥大して尿道を圧迫し、排尿障害をきたす病気です。どちらかといえば55歳以上の男性がかかりやすい病気になります。

尿道が締めつけられるような状態になり、おしっこが出にくい、スッキリしない、キレが悪い、排尿に時間がかかるといった排尿障害が現れることが特徴です。

精巣上体炎

精巣の横には精巣上体と言って、精巣でつくられた精子が通過する小器官が付属しています。ここに炎症が起こって腫れをきたした状態が精巣上体炎となります。

尿道や前立腺の細菌感染が精巣上体まで及んだ際に発症します。痛みと発熱を伴い、急に発症することが多いのが特徴。

精管に沿って炎症が広がると、鼠径部や下腹部に痛みを覚えることもあります。精巣上体に痛みの無いしこりを触れるようなら、結核性である可能性がありますので注意が必要です。

陰嚢水腫

陰嚢内に水が溜まる病気で、陰嚢が膨らんだり、左右の大きさに違いが生じたりします。

通常痛みは伴いませんが、あらゆる年齢層でみられます。小児、乳幼児に多い疾患となります。

精巣がん

精巣がんにかかる割合は10万人に1人程度とされ、比較的稀になります。しかし、他の多くのがんと異なり20歳代後半から30歳代にかけて発症のピークがあり、若年者に多いのが特徴です。

主な症状は、片側の精巣の腫れや硬さの変化です。多くは早期には痛みを伴わないので、かなり進行しないと気づかないケースがあります。

性病

性病にかかると尿道炎が生じます。細菌感染でも尿道炎は起こりえます。

ムズムズとかゆみが生じたり、おしっこをすることで痛みが生じたり、ニオイの変化が生じたりした場合は疑った方がいいかもしれません。

尿道が赤くただれている状態もわかりやすいです。

尿道の痛みと陰嚢の痛みを混同する人もいますので注意しましょう。

これだけ似通った病気がありますので自分で調べて勝手に大丈夫と判断することは避けるべきです。いずれにしても、違和感を感じた時点で病院で受診することを強く勧めます。

まとめ

まとめ
  • 精索静脈瘤には自覚症状がないことが多く、自覚症状が出ている時点で進行した状態の精索静脈瘤といえる
  • 精索静脈瘤は自然治癒しない
  • 主な症状として、睾丸・金玉の違和感、鈍痛、痛み、コブ、しこり、腫れ、左右で大きさが違うなどがある
  • 精索静脈瘤と間違いやすいその他の陰嚢疾患も多数ある
  • 違和感を感じた時点で病院で受診することが必要

精索静脈瘤は男性不妊で最も多い原因になります。

それでいて、無自覚症状や発症部位の関係からなかなか病院での受診をしなかったり、遅れてしまうケースの多い疾患です。

また男性は病院が嫌いというのも原因です。私も自分のことを思い出してみても、男性はやはり病院へ行くのが嫌いなんだとつくづく思います。

精索静脈瘤を決して侮ってはいけません。なぜなら二人目不妊と言われる78%がこの精索静脈瘤が原因であると言われているからです。

精索静脈瘤は将来、あなたの子供を授かれるかどうかに直結します。

想像してみてください。

恥ずかしい、後でいいという大したことのない理由で、奥様の妊娠適齢期が過ぎてしまい、子供を授かれなかった時の奥様の気持ちを。

想像してみてください。

原因がわかっているのに、治療をしなかったことで、あなた方ご夫婦にはお子様がおらず、将来もどかしい気持ちでいるあなたの姿を。

想像してみてください。

今、行動を起こしたことで、無事、奥様が妊娠・出産し、可愛い赤ちゃんが生まれて、夫婦でこれ以上の幸せはないと喜んでいる姿を。

今や不妊の原因は男女ともに50%にも及んでいます。不妊=女性という時代は終わっています。

そして、妊娠には年齢というリミットがあります。男性は生涯精子を作ることはできますが、確実に30代後半から精子は衰えていきます。

女性は35歳を過ぎると急激に卵子の数が減少し、妊娠の確率が減少し、流産の確率が上昇してしまいます。

不妊治療には「まだいい」「後でいい」はありえません。

精索静脈瘤という原因がわかっているのであれば、あなたと奥様と将来のお子様の為に、早期に治療をしてください。

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