
一番妊娠しやすいタイミングはいつ?
どのタイミングでセックスすると妊娠しやすいですか?
タイミング法で妊娠を目指していますがいつがベストですか?
こんな疑問にお答えします。
- 妊娠にベストなタイミングを知り、実践することで妊娠の確率が高まる
- もしそれでも妊娠しなければ夫婦どちらかに問題がある可能性があり、検査を受けるきっかけに繋がる
- 早期検査を受けることが結果的に妊娠の確率を高める
妊娠は確率論です。その確率を1%でも高く積み重ねることが妊娠に繋がります。
妊娠の確率
1回の自然妊娠の確率をご存知ですか?
健康的な20代夫婦がタイミングを合わせてセックスをした場合でも妊娠の確率は20%程度と言われています。
当然その時の体調や、年齢によって大きくその確率は変化してしまいます。
男女の生殖機能に問題がない場合、自然妊娠で最も需要なものはタイミングになります。タイミングが全てです。
妊娠や流産の確率については、それ知りたかった!妊娠の確率・流産の確率まとめ【妊娠は確率論】でまとめています。
では妊娠しやすいベストタイミングをみていきます。
妊娠しやすいベストタイミングとはいつ?
精子と卵子にはそれぞれ寿命があります。
さらに受精可能期間が存在しています。
精子や卵子の寿命と受精可能時間を考えると、排卵時間ぴったりに性交渉を持つよりは、排卵より前に性交渉を持つことが一番可能性があります。
しかし、実際に排卵する時間までは、正確にはわかりません。
そのため予測排卵日の3日前~1日後が妊娠しやすいタイミングといえます。
最近では2日前に性交渉をして、排卵した時点で精子が卵子を目の前で待っている状態がベストであると言われています。
では予定排卵日より後にセックスをした場合は妊娠はできないのでしょうか?
そんなことはありません。排卵から数日経つと妊娠確率が下がるといわれていますが、ホルモンバランスの乱れなどで自分の予測よりも排卵が遅れたために妊娠することも考えられます。
排卵日はある程度予測することは可能ですが、時間まで判断することは不可能です。
排卵日の予測をする4つの方法
問題はこの排卵日の予測です。
精子と卵子それぞれの寿命も受精可能期間も把握できました。あとは排卵日をしっかり予測さえできればベストタイミングをある程度計算できます。
しかし、残念ながら排卵日はある程度予測することはできますが、その時間帯まで予測することは不可能です。
排卵日には個人差があり、予測は難しいと思ってください。
通常であれば、月経周期が28日周期の場合、生理が始まった日から約2週間後に排卵が起こると考えます。
月経の始まった日を1日目として数え、14日目が排卵日になりますが、そもそも月経周期が不規則な人は予測しにくいです。
排卵日を予測するには基本4つの方法があります。
- 基礎体温表
- 排卵日検査薬
- アプリ
- 卵胞チェック
基礎体温表、排卵日検査薬で調べる方法のほか、婦人科・不妊治療専門の医療機関などで行う卵胞チェック(エコー検査)などの方法があります。
ここ最近ではアプリによって排卵日を予測してくれるものも多くなっています。
基礎体温表と排卵検査薬は奥様自身がすることになりますし、アプリも奥様の情報を打ち込むことで予測をしてくれます。
病院での卵胞チェックのみ、医師にタイミングを委ねることになります。
この4つの中で100%正確な排卵予測は存在しません。しかし、この4つの中で最も正確と思われるのは医師による卵胞チェックになります。
私の妻は全て経験済でしたが、病院での検査による排卵日予測とのズレがいずれも生じていました。
恐らく排卵日検査薬とアプリが簡単なので人気だと思いますが、100%正確ではありません。
ですので全てその結果を信じて、本当は排卵していて妊娠の可能性があるタイミングをスルーしてしまい、月に1度しかない妊娠タイミングを逃している可能性もあります。
アプリだけを信じて妊娠しない状態をアプリ不妊と言い、意外に不妊あるあるなんだそうです。
かといって医師の中にもタイミングを間違う人も当然います。
例えば、人工授精も排卵日を予測してそれに合わせて人工的に授精をしますが、結果的に「その日はもう排卵終わってたね」という医師も実際にいます。
患者からすれば一大決心をして受診し、生殖医療をしているのに、医師からすればよくあることの1例にすぎないのです。
通院する病院やクリニック選択も十分注意しなくてはいけません。
病院選びについては、【必ず見つかる】不妊治療専門病院【全国版】みんなが選んだ人気病院でまとめています。
セックスの回数も重要です
ここまでタイミングのことばかりでしたが、セックスの回数も当然重要となります。
セックスの回数は妊娠の成功確率に比例して上昇していきます。
排卵日をある程度予測できたらその前後数日は毎日は当然として、1日2回を目指して頑張ってみてください。
タイミングを計っても半年間妊娠しない場合
もし、タイミングを計算し挑戦したとして、半年経っても妊娠に至らなかった場合、ご夫婦どちらかに不妊の原因が隠れている可能性が出てきますので早目に検査を受けることをお勧めします。
ここで重要なことはご夫婦で受診してほしいということです。
私はここで過ちを犯してしまいました。妻に原因があると当然のように夫婦で思い込んでしまった為、不妊治療が遅れてしまったのです。
蓋を開けてみたら私の男性不妊が原因でした。
今や男性側に原因がある割合は50%にまで及んでいます。いまや不妊=女性側の原因という時代ではないのです。
不妊の定義に関しては新常識!【最新の不妊症の定義とは?】以前より短くなりましたをご覧ください。
どうしても病院へ行きたくないという男性もいるかもしれません。
その場合、最低でも精液検査だけでも受けてほしいと思います。精液検査で異常がなければ奥様があとは検査をすればいいのです。
男性と違い女性の検査には心身への負担が大きくなります。男性はただ射精をすればいいだけです。負担の少ない旦那様から検査は受けるべきですし世の中次第にそういう流れになりつつあります。
精液検査は自宅でもすることは可能です。まず精子を調査!【精液検査の方法と費用】今や自宅で出来るキットもをご覧ください。
無精子症は100人に1人の割合で存在します。精子が少ない症状は10%以上にもなっています。
精子は肉眼で見ることができませんので精液が出ているから精子がいるは間違いです。
俺は大丈夫という根拠のない自信を持っていると私みたいに男性不妊であることの診断が遅れ、最悪子供を授かれない未来に繋がってしまいます。
まとめ
- 妊娠しやすいベストタイミングは排卵の2日前と言われている
- 排卵日はある程度予測は可能だが時間まではわからない
- 排卵日を予測する方法は4つあるがどれも100%正確ではない
- タイミングも大切だがセックスの回数も重要である
- 半年タイミングを計っても妊娠しない場合は夫婦で検査を受けるべき
タイミングを合わせようとすると実は男性側が萎えてしまいお互いの気持ちと体のタイミングが合わなくなることが非常に多いです。
私たち夫婦もその状態を経験していますので、もしあなた方ご夫婦がそうだからといって決して珍しいことでも恥ずかしいことでもないと思います。
自然妊娠の確率を高めながらセックスを成功に導くアイテムも今では当然のように使われることが多くなっています。
男性不妊になりやすい人の特徴をまとめていますので確認してみるのもいいと思います。
精子と卵子の受精に関しては、【心から子供が欲しいご夫婦へ】精子と卵子の受精に必要な知識まとめをご覧ください。