ジャンクフードが精子を2500万匹も減少させる【不妊原因は食事】

不妊知識
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  • 栄養不足が精子を衰えさせるって本当ですか?
  • ジャンクフードばかり食べていると精子って減っていくの?
  • コンビニ弁当ばかりなんですが、子作りに影響しますかね?
  • 食生活が生殖能力に影響するという証拠が知りたい。

こんな疑問にお答えします。

近年、日本を含めた世界中の精子数が減少しているという報告がありましたが、その原因となっているのが人間の生活環境の変化です。

実際に、日本でも私を含め、精子数が少ない乏精子症の男性の割合が増えていて、ブライダルチェックをした男性の結果だけを見ても8%は「精子が少ない」という状況です。

その中でも食生活の変化が大きな要因の1つとされています。

今回は、食生活、特にジャンクフードが実際にどう精子の増減に影響するのかを研究や論文等と合わせて紹介していきます。

この記事でわかること
  • ジャンクフードが精子にどう悪影響なのかがわかる
  • 卵子にもジャンクフードは悪いのかが理解できる
  • 食生活を見直すことで、妊娠の可能性が高まる

ジャンクフード、おいしいですよね!ケンタッキーとか、マックとか。

しかし、妊娠するということを考えるとジャンクフードはできれば食べないほうが良いということを知ってください。

特に私と同じように精子が少ない乏精子症の男性にとっては死活問題になりかねません。

「ドキッ」っとしたのであれば、この記事を読み終えた後、食生活改善や何かしらの行動を起こしてほしいと願います。

ジャンクフードは精子の数を減少させる

結論から言いますと、食生活が乱れていて、特にジャンクフードを好んでよく食べる男性は精子が少ないという研究結果が発表されました。

発表したのはアメリカのあのハーバード大学研究チームによるものです。

研究チームによると、ハンバーガーやピザなど脂肪分の多い欧米型の食品ばかり食べている男性は、魚や野菜を中心とする健康的な食生活をしている男性に比べて、精子の数が平均で2560万個少ないという調査結果が出ました。

WHO世界保健機構の精液検査の正常値は以下になります。

これは2010年更新です。

検査項目下限基準値
精液量1.5ml以上
精子濃度1500万/ml以上
総精子数3900万/射精以上
前進運動率32%以上
総運動率40%以上
正常精子形態率(厳密な検査法で)4%以上
白血球数100万/ml未満

自分の精液状態を知りたい場合は精液検査を受けましょう。今では自宅でも簡単に確認することも可能です。

まず精子を調査!【精液検査の方法と費用】今や自宅で出来るキットも

1ml当たりの精子の数が1500万個を下回る男性、または1回の射精に含まれる量が3900万個に満たない男性は精子が少ないと診断されるのですが、これに該当してしまうと、不妊の原因となってしまい、妊娠の可能性が低くなってしまいます。

例えば、乏精子症の人がこういう状態であった場合、2500万匹少ないということは、もうほとんど精子がいない状態になってしまいます。

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私なんてたった50万でしたからね!

通常であれば精子は1億ほどいるので、2500万減少したとしてもまだ安心できる範囲ではあるものの、男性としては一般的な精子数より少ないと言われると、心に刺さるものはあると思います。

【精子が少ない乏精子症でも妊娠は可能か?】男性不妊の人の気持ち

ここ40年で50%以上精子は減っている

ハーバード大学研究チームによる発表は、オーストリアのウィーンで開かれた欧州生殖・胎生学会の年次総会で発表されたものですが、「欧米諸国ではこの数十年間で、精子の数が減り続けている」と指摘しています。

北米と欧州、オーストラリア、ニュージーランドの男性の精子の数は、2011年までの40年の間に59%減った。

このように、40年で世界中の精子数が大幅に減少したという報告もあり、その原因の1つが食生活によるものであるという指摘は後を絶ちません。

また別の研究では・・

研究チームでは、デンマークで2008~17年にかけて兵役のために義務付けられた健康診断を受けた健康な男性約3000人について、食事の内容と精子の質を調べた。

その結果、精子の数は、魚や鶏肉、野菜、果実、水を中心とする健康的な食生活をしている男性が最も多いことが分かった。続いて「ベジタリアン(野菜、豆乳、卵)」の男性、「スモーブロー(加工肉、全粒粉、マヨネーズ、調味料、乳製品)」の男性の順だった。

一方、赤身肉や揚げ物など脂肪分の多い欧米型の食生活をしている男性は、健康的な食生活をしている男性に比べて、喫煙など他の要因を除外すると、精子の量が886万~4230万個少なかった。

食事は身体の全ての源です。

健康的な食生活は、精子の量だけでなく精子の質にまでも影響を与えるということがよくわかる研究結果となりました。

特に、揚げ物や加工食品などのトランス脂肪の多い食品を食べる人が最も危険にさらされているという結果となり、このサイトでも度々お伝えしている「コンビニ弁当やレトルトばかり食べていると精子が衰える」根拠になっています。

ジャンクフードは卵子にも影響を与えるのか?

ジャンクフードが精子に悪影響を与えてしまい、不妊に繋がってしまうことが理解できたと思いますが、そうなると当然「卵子にはどうなの?」となりますよね。

答えとしては、「精子より影響はない」です。

精子の場合、年齢よりも生活習慣や食生活の影響が比較的現れやすいです。

一方卵子の場合、生活習慣や食生活よりも年齢による影響の方が現れやすいと言えます。

当然個人差はありますが、ジャンクフードを好んで食べているからといって、卵子が極端に劣化するということはまずあり得ません。

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ただし、ジャンクフードのような高カロリーな食べ物を食べていくと当然太ってきてしまいますよね?

この肥満は男女どちらにとっても妊娠には良くありません。

肥満の男女の妊娠出産率はやはり低いというデータがあります。

このままじゃダメだ【肥満は男性不妊の原因に】太りすぎは精子を悪くする

精子がどう、卵子がどうということよりも太りすぎには十分注意する必要があるということです。

精子に良い食事と悪い食事

では精子に良い食事、つまり生殖能力を高めてくれる食事にはどういうものがあるのでしょうか?

世界中の様々な研究から一定以上の効果があるとされる食材等はすでに判明されていますので、以下を注意して日々摂取することができれば、精子を今以上に悪化させない、あるいは良く改善できる可能性はあります。

精子に良い食事

  • 地中海料理(オリーブオイル、全粒穀物、野菜、果物、豆、ナッツが豊富でチーズやヨーグルトも)
  • 魚介類、家禽、穀物、豆類、脱脂乳、果物と野菜の摂取が多い食事
スパーム
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特にナッツは超有名です!男性はナッツを毎日食べましょう!

精子に悪い食事

  • 高脂肪
  • 赤肉または加工された肉
  • 精製した小麦などの穀類
  • 菓子と加糖飲料などの摂取割合の高い食事
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コーラなどは有名ですね!注意しましょう。

食生活と生殖能力に関する論文

食生活を一から改善できるのであればそれに越したことはありませんが、毎日と考えるとなかなか気が進まず、面倒と思うのが当然でしょう。

ですから日々の栄養不足はサプリメントで補うのが一番手っ取り早い方法です。私はサプリを選択した一人です。

論文をご覧ください。

Fertil Steril 2017; 107: 916

2010〜2014年に妊娠初期の女性のパートナー1435名の中で、精液検査と食事調査(FFQ)を1年以内に実施した男性129名を対象に、精液所見と食生活の関連を検討。健康的な食生活は、精子濃度、総精子数、前進運動精子、総運動精子数との強い関連を認めました。特に総運動精子数が1000万未満の場合に顕著でした。しかし、不健康な食生活と精液所見低下には有意な関連を認めませんでした。

Hum Reprod 2012; 27: 3328

72名の乏精子症の男性と169名の正常精液所見の男性の食事についてインタビュー形式の調査。乏精子症の男性では肉類と甘味の摂取が有意に多く、正常精液所見の男性では果物、野菜、スキムミルク、鶏、魚の摂取が有意に多く認められました。

食生活の片寄りは精液所見の低下を招きますし、健康的な食生活を行うことで精子の質が正常であることを示しています。

上記論文では不摂生=精子を衰えさせるとは判断していませんが、栄養不足でない人ほど精子の質が良いということから考えると、万遍なく栄養を摂取している方が精子の質が正常を維持でき、それが妊娠の確率向上に繋がります。

妊娠前の食生活が出生後の子供の健康に影響するとされる論文

1つ前は妊娠するために重要であるとする論文等でしたが、こちらは出生後の赤ちゃんの健康にも影響を与えるとする研究結果になります。

子どもの健康は、妊娠中の母親の喫煙や飲酒だけに留まらず、受胎前の両親の肥満や食事の質などにも影響を受けることが、研究論文で明らかになりました。

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両親というところが驚きです。

片方の親または両親の肥満は、子どもの心臓発作や脳卒中、免疫疾患、糖尿病の確率を高めるという。母体の肥満は炎症とホルモンのレベルを高めるとされており、卵子と胎芽の成長に直接、変化を与える可能性がある。

これが後に子どもの慢性疾患の確率を高める。男性では、肥満は精子の欠陥をもたらし、子どもに同様の疾患を引き起こしかねない。

母体の栄養不良も子どもの発達上の問題につながる可能性がある。栄養不足と肥満は、出産年齢期の女性たちの間にまん延している。高所得国と低所得国との差は減少しており、特に若年層の間で、平均的な食事は栄養勧告をはるかに下回っている。

ただ、妊娠はいつ成立するのか不明ですので、準備をしっかりして妊娠まで至る夫婦は多くありません。

いかに日々の生活習慣が重要であり、妊娠を目指し始めた段階から取り掛からなければいけませんし、もしかするとそれでも遅いかもしれません。

妊娠を目指している「食生活が気になる男性」が服用して欲しいたった1つのサプリ

精子を改善させ、妊娠の可能性を少しでも高めるために、このサイトでは数多くのサプリや生活習慣などの情報をまとめています。

その中でも、食生活・栄養不足等の視点から男性に服用してほしいサプリはたったの1つです。

もしあなたが気になっていて、少しでも妊娠の可能性を高めるために何か始めたいと考えているのであれば是非検討してみましょう。

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実際、私も服用経験があり、結果的に精子力改善に大きく関わりました。

そのサプリが、スピルリナの最高峰である「健美の極み」です。

スピルリナの最高峰【健美の極み】薬局店長による効果や口コミ解説でかなり詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

私は精子数がたったの50万しかしなく、精子運動率も30%台の無力症を併発していました。妊娠が絶望的だったわけです。

当然ショックを受け、男性としての存在価値を否定された気持ちでした。

しかし、そこから精子改善を本気で取り組み、結果、精子数は40倍の2000万に、運動率は2倍の60%まで回復させ、妊娠が発覚しました。

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その要因の1つになってくれたのがスピルリナの最高峰である「健美の極み」なわけです。

スピルリナの最高峰【健美の極み】薬局店長による効果や口コミ解説

【私はこれで妊娠しました!】男性不妊でも妊娠できた5つの方法

まとめ

まとめ
  • ジャンクフードを好んでよく食べる男性は精子数が少なく、質も悪い傾向にある。
  • 世界中で精子数は減少していて、その原因の1つがトランス脂肪の多い揚げ物や加工食品にある。
  • 卵子の場合、精子よりも食生活の影響は生じにくい。
  • 食生活が心配な妊娠希望男性は、食材ならナッツ(くるみ)、サプリならスピルリナを飲め!

ジャンクフードも、アルコールも、コーヒーも全てそうですが、何事も適量が大切で、一切摂取してはいけないわけではありません。

1度悪くなってしまったのであれば選択できる道は2つです。

悪いとされる事を辞めるか、良いとされる事を始めるかです。

当然、あなたは2つの道を同時に選択することもできることを覚えておきましょう。

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参考文献

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