【男女の産み分けは不可能?】確実な方法はたった1つだけという事実

不妊知識
スパーム
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男の子が欲しいんだけどどうすれば授かりますか?

女の子が欲しいんだけど確率を上げる方法はあるの?

これで絶対産み分けられる方法はありますか?

こんな疑問にお答えします。

妊娠自体を目指している男性不妊のサイトで産み分け云々は多少ズレている感じはしますが、実際「産み分け」って興味ありますよね?

そんな簡単に産み分けできるわけないじゃんという反面、いざという時ちょっと参考にしてみようかな程度に誰でも思っていると思います。

例えば、後継ぎで男性が欲しいとか、家をずっと残しておきたいから男性が欲しいとか、育てやすいから女性が欲しいとか、自分が姉妹だったから女性姉妹が欲しいとか理由は様々です。

果たして男女の産み分けは可能なのか?についてまとめてみました。

この記事でわかること
  • 男女の産み分けが確実な方法と確率的な方法がわかる
  • 産み分けのメカニズムや産み分けの世界事情を理解できる
  • 誰でも手軽に実践できる産み分け方法により期待ができる

男女の産み分け100%は不可能

初めから結論を言いますが、現在の日本において、男女の産み分けを確実に行う方法はありません。つまり、男女の100%の産み分けは不可能なのです。

そして、100%産み分けができる方法はたった1つしかありません。それは、体外受精後に受精卵の細胞を採取して染色体を調べ、XYあるいはYYのものだけを子宮に戻すというものです。

ただし、その行為は日本では禁止されているため、異国タイなどで産み分けを行わねばいけませんし、現実的ではありません。つまり、現在の日本において、男女の産み分けを確実に行う方法はないのです。

そもそも自然に妊娠すること自体、奇跡です。男性不妊だった私も不妊治療の末、ようやく娘を授かりましたが、元気でさえあれば性別などどちらでもよかったのが正直なところです。

恐らく二人目以降のお子様の性別を産み分けしたいと考えるご夫婦は多い気がしますし、家庭の事情等によっては産み分けにかなりの神経を注ぐ家庭もあることでしょう。

性別は精子で決まる?産み分けのメカニズム

家畜である牛の産み分けは、現在ほぼ100%の確率で可能です。理由としては、単純に酪農では搾乳用のメス牛の方がよく、肉牛生産では体格の良いオス牛の方が適しているからです。

どうやって産み分けをしているのかというと、精子の選別にあります。つまり性別は母体ではなく精子によるということです。

動物の染色体は22対合計44本の常染色体と、2本の性染色体の合計46本でできています。性染色体がXXの場合はメス、XYの場合はオスになります。卵子と精子の中にはそれぞれ半分の23本の性染色体があります。

卵子の中の性染色体はX染色体しかありません。一方、精子の中にはX染色体もしくはY染色体のどちらかが入っていることになります。

X染色体の入っている精子が受精すれば子供はメス、Y染色体が入っている精子が受精すれば子供はオスになります。つまりオスとメス産み分けの決定権は精子にあるわけです。

  • 卵子X+精子X=メス・女性
  • 卵子X+精子Y=オス・男性

採取された精子はフローサイトメーターという機械に通すことでX精子とY精子に振り分けることが可能です。

X染色体はY染色体と比べると非常に大きく、Y精子と比較すると、X精子の全体の染色体DNA量はウシでは3.8%多くなります。

人では2.8%、チンチラでは7.8%もX精子の方のDNA量が多いことがわかっています。

つまり染色体の量を機械で感知して、それぞれの精子を振り分けるというわけです。それぞれの精子を人工授精に用いることによって産み分けが可能であり、その精度は90%以上にもなっています。

産み分けが招く暗黒時代

そもそも自然界における男女出生比率をご存知でしょうか?

女性100人あたり男性104~106人となり、これは不動の生物学的基準値になります。つまり普通であれば男性が多くなっていく世界であり、男の子が生まれる確率の方が多少上であるということになります。

アジア圏の未来に訪れる暗闇

しかしインドやベトナムでは女性100人に対し男性112人前後、中国では地域によって男性120人前後~130人以上とバランスが崩れてきてしまっています。この傾向は他の国々にも拡大しつつあるようです。

この原因は自然によるものだけではなく、故意に引き起こされた部分が否定できません。インドや中国では女性より男性を産みたい願望が非常に強いです。

その為、女の子であることが判明すると中絶を行い、男の子が生まれるように仕向ける場所も中にはあるということです。

もしこれが続くことになれば、女性の数が圧倒的に少ないバランスの国が出来上がり、女性争奪戦が繰り広げられることが容易に想像ができます。

統計学者によると「失われた女性」の数は1.6億人に上っているといいます。男の子を欲しがる伝統や、出生率の低下、低価格な出産前性別選択の利用拡大などが背景にあるでしょう。

これによりどうなるのか?については様々な意見がありますが、明るい未来の話は非常に少ないです。一妻多夫制やセックス観光が増えるとの予測もあれば、性をめぐる略奪や暴力、衝突が常態化するという予測もあります。

政治科学者の中には男性過多になったアジア諸国が欧米の安全保障上の脅威になると論じて物議をかもした事もあります。

普通に考えても男性が特に多い社会は住みづらいのではないかなという印象を受けます。

妊娠7週目で性別を判断できる時代

化学が進歩していく中、今では妊娠7週目ですでに男女の性別を判断できる時代になったといいます。

あまりにも早く判明してしまうことで、上述したような中絶や様々な問題が出てきそうですが、血液検査を行うことで簡単に判明し男女どちらが生まれるのか確実に分かる新検査方法が登場しました。

この新検査手法、今の超音波検査より手軽で正確。妊娠15週から20週の間に行う羊水穿刺は流産リスクも少々伴うが血液採取なのでその心配もない。

出典:Noninvasive Fetal Sex Determination Using Cell-Free Fetal DNA

例えばアメリカの場合妊娠23週目までは人工中絶が可能な為、倫理的に問題になっています。

中国では超音波検査による性別診断が横行していて、それが男児を産みたい風習がある中国にておいて中絶を助長するものに繋がってしまっていますが、この血液検査が広まればもしかするとさらに悪化する可能性もあります。

性別を早く知りたいという気持ちは十分理解できます。早く分かることで準備や気持ちの整理もできますし、家族での会話にもなります。しかし、それよりも無事に元気な赤ちゃんが生まれてくれる方が重要ではないでしょうか。

今知られている産み分け方法の真偽

世の中に産み分け方法と呼ばれるものはいくつかありますが、それを実証する論文や研究がないのが事実です。何故かというと、正確な確率を確認できないからです。

それもそのはず、男が生まれるのか女が生まれるのか、その確率は50%です。着床した時点で決定付けられる為、産み分け方法によって希望する性別を授かったのか、たまたま偶然なのか、分かるわけがないのです。

このことを踏まえて、産み分け方法を1つ1つ見ていきましょう。

酸性とアルカリ性から男女を産み分ける方法

もしかすると最も聞く産み分け方法かもしれません。

精子にはX精子とY精子がありますが、女の子をつくるX精子は酸性に強く、男の子をつくるY精子はアルカリ性に強いという性質をもっています。さらにY精子はX精子の2倍も数が多いのです。

膣は直接外界に接している器官になりますので、外部の雑菌の侵入を防ぐため常に強い酸性液で満たされています。

そして膣内部からさらに奥の子宮頸管や子宮内部はアルカリ性であり、Y精子が有利となります。

以上のことから生まれた産み分け方法が性交日による産み分け方法です。

普段、酸性をしめす膣内は排卵日に近づくとアルカリ性になります。X精子・Y精子の性質を考えると、性交する日を選ぶことである程度の産み分けができるかもしれないという考えです。

  • 女の子を望む場合:排卵日の2日前に最後の性交、それ以降1週間は禁欲か避妊
  • 男の子を望む場合:排卵日までは5日間程度禁欲し、排卵日当日に性交、排卵日を過ぎたら避妊

おそらくタイミングだけを計るだけですので最も簡単な産み分け方法だと考えられますが、その確率はあまり高くなく期待できるものではないとされる意見が多くを占めています。

当然、論文や研究データはなく、確率を算出できるものではありません。

妊娠用ゼリーによる男女産み分け方法

そして、上で説明した酸性・アルカリ性の性質を利用して考えられたものがピンクゼリー、グリーンゼリーなどのいわゆる妊娠用ゼリーになります。

膣内の酸性度を人為的にコントロールして男女の産み分けを図るというものです。酸性のピンクゼリーとアルカリ性のグリーンゼリー、色でもある程度判断できますが、ピンクゼリーが女の子用、グリーンゼリーが男の子希望用のゼリーになります。

この産み分けゼリーは性交時に膣内に入れるものですが、これにより化学反応が起こることはなく、安全な原料から作られている為、副作用もありませんので害はありません。

それどころか、精子の運動を助け、子宮まで到達しやするする手伝いをしてくれますので、妊娠の確率を高めながら産み分けも期待できるという非常に優れたアイテムになります。

どういう産み分けゼリーを使えばいいのかについては、【精子の運動を助ける妊活アイテム】おすすめ妊娠用潤滑ゼリー4選で解説しています。

精子に悪影響があるゼリーも世の中には多数存在していますので、間違って使用しないように注意してくださいね。

産み分けゼリーによる、産み分け確率は70~80%ほどとも言われてはいますが、やはり100%になることはなく、このデータも理論上の数字と言えます。

ただ、タイミングだけで産み分けを行うより確率は高まりますので、タイミングと産み分けゼリーを併用することが、ご夫婦だけで行う産み分け方法としては、これ以上確率が高まる方法はないと言えるでしょう。

リン酸カルシウムを用いた男女産み分け方法

リン酸カルシウムを服用することで産み分ける方法で、通称リンカル法と呼ばれます。ただリン酸カルシウムを服用するというだけですが。

本来は先天性異常を予防するために開発されたものですが、リンカルを飲んで新たに妊娠して生まれた子どもは正常児であっただけではなく、ほぼすべてが男の子だったという結果が出ています。

論文等の正式な発表ではないものの、18年間もの間で80%以上の成功率というデータも出ているほどです。

ところが、リンカルは微量の鉄分を含んだ天然カルシウムであって、錠剤自体はなんの副作用もない、一般の栄養剤です。市販で普通に手に入ります。

これがなぜ男の子の出生率を上げるのか現段階ではまだまだ研究中といったところであり、解明はされていません。

つまり、男の子を切望しているのであれば、上記タイミングと男の子用産み分けゼリー、さらにリンカルを服用することで男の子が産まれる確率は最大値に理論上はなるというわけです。

人工授精による男女産み分け方法

人工授精AIHによる産み分け方法で古くから考えられている方法にパーコール法というものが存在します。

パーコール法とは、人工授精や体外受精・顕微授精を行う際に、精液から不要物質や奇形精子を取り除き、質の良い精子を選別して濃縮するための精子調整法の一つになります。

女の子を産み分ける試みとして、不妊治療を実施している病院で今でもパーコール法が行われることもあります。

パーコール法は、男性の精液をパーコール液という特殊な液体に入れて遠心分離器にかけます。Y精子よりもX精子の方が重いので分離器の下にたまった精子を人工授精することで女の子が産まれやすくなるというわけです。費用は病院によって異なりますが5万円程度でしょう。

日本産婦人科学会は安全性が確立されていないという理由からパーコール使用を認めていませんでしたが、副作用が出たケースが報告されていないことから、「産み分けでの使用を容認する」とは言っていないが「使用を認めない」という考えを撤回しています。

自然妊娠の場合、女の子が産まれる確率が50%と考えると、50%より多少高い確率で女の子を授かれると言われていますが、論文や研究データが存在しているわけではありません。

ただ理論上は80%以上の確率となります。

分離器の上の方に溜まるY精子には、X精子が20%混じっています。Y精子が80%なので確率は高まりますが確実ではないので、産み分けに使用することはできません。よってパーコール法は、女の子が欲しいときにだけ行われる方法になります。

またX精子を取り出す場合でも完全に選別する事は不可能であるため科学的根拠に乏しいのです。

ほぼ100%産み分けをする方法

上述もしましたが、体外受精後に受精卵の細胞を採取して染色体を調べ、XYあるいはYYのものだけを子宮に戻すというものです。

現在、これ以上の確実な産み分け方法は存在していないとされています。

ただし、その行為は日本では禁止されているため、異国タイなどで産み分けを行わねばいけませんし、現実的ではありません。つまり、現在の日本においては選択されない方法です。

よって現実的な方法として

  • 男の子希望:タイミング、産み分けゼリー、リンカルを併用
  • 女の子希望:タイミング、産み分けゼリーを併用(パーコール法も検討)

以上が日本における確率の高い産み分け方法になります

寿命による産み分けはえせ科学?

えせ科学とは:きちんと実証されていないにもかかわらず、いかにも科学的な根拠が存在するかのように見せかける理論である。

男女の産み分け法の中には、X精子とY精子の寿命が異なることを利用したものが存在します。寿命としてはX精子は3日ほど、Y精子は1日ほどの寿命と言われています。

卵子の寿命は1日程度のため、排卵日の2日前に性交渉を持つと、Y精子はいなくなりX精子のみが存在している可能性が高いことから、女の子が産まれる確率が高いという考えから来ています。

その他にもセックス時の体位や女性がオーガズムを感じた後に射精したら男の子が生まれるなど、そうした産み分け方法が語られています。

しかし、それを実証する論文や研究がないのが事実です。何故かというと、確認できないからです。

男が生まれるのか女が生まれるのか、その確率は50%です。着床した時点で決定付けられる為、産み分け方法によって希望する性別を授かったのか、たまたま偶然なのか、分かるわけがないのです。

つまり、確率が高まっていたとしてもそれを正確に確認する方法がないわけです。

他にも男性側の禁欲日数によって産み分けが可能とするものも存在しますが、これも同様に確率などの証明は不可能です。

産み分けがえせ科学と言われればそうなのかもしれませんが、確率が悪くなっている方法が広まっているわけではなく、研究や論文でのデータはないものの、確率が少しでも高まったとされる方法だけが出回っています。

少しでも産み分けの確率を高めたい、その可能性を信じてみたいと思うご夫婦は、挑戦してみるべきだと思います。

心から産み分けがしたいご夫婦は非常に多く、その気持ちもわかります。

ただ子供の性別は「妊娠した」という素晴らしい結果に対するおまけであり、どっちの性別が生まれたにせよ、これ以上喜ばしいことはないのです。責任をもって育てて欲しいと願います。

現実には病院でも産み分けを行っている

ここまで産み分けの是非、産み分けの確率、産み分け方法についてまとめてきましたが、日本では実際に病院でも男女の産み分け方法を実践している所は少なくありません。

特定はしませんが、産婦人科等のHPを見ていくと意外にも産み分けをしていることを大々的に紹介しているところも多く見られます。

それだけ産み分けを希望するご夫婦が多いということを示していますし、確率まではわからないまでも一定の効果があると判断され、希望するご夫婦のために行っている治療だと思われます。

当院では〇%の確率ですという表示はしているところもあります。この数値も性別が偶然なのかどうかという判断はできない上での数値ということを忘れないでください。

ただし、病院での産み分けには条件がありますので注意しましょう。

病院で産み分けをおすすめできないケース
  • 初産である
  • 40歳以上の高齢である
  • 生理不順が著しい
  • 不妊治療中である
  • 授乳中である
  • ご主人の理解が得られていない
  • 希望しない性別の赤ちゃんを出産する意思がない

産み分けには旦那様の許可が必要ですし、女の子を希望する場合は方法によっては妊娠率が低下することがわかっていますので、このような条件がある病院もあります。

病院でも産み分けゼリーを使用している

病院で産み分けを実践している場合も、やはりゼリーによって膣内のpHを調整することで産み分ける方法が多く採用されています。

上述したように、確率は100%ではありませんし、その確率がどれくらいかを調べる方法はありません。

ただし、精子に影響を与えてしまうゼリーを使用すると妊娠することすら難しいので【精子の運動を助ける妊活アイテム】おすすめ妊娠用潤滑ゼリー4選で紹介しているゼリーをしましょう。

妊娠用のゼリーは精子に悪影響はありませんし、産み分けが可能とされる商品があります。間違っても精子の寿命を縮めてしまうゼリーを使用しないようにしてくださいね。

まとめ

まとめ
  • 日本において確実に男女の産み分けをする方法はない
  • 確実に産み分けをするには体外受精で染色体を調べて任意の染色体のみを子宮に戻す方法1つしかない
  • 通常であれば男が生まれる確率の方が多少高い
  • 今では妊娠7週目で血液検査により性別がわかる
  • 体外受精の方法以外で、確実に産み分けができる論文や研究はなく、その理由は証明できないからである
  • 男の子希望:タイミング、産み分けゼリー、リンカルを併用
  • 女の子希望:タイミング、産み分けゼリーを併用(パーコール法も検討)

例えば、一人目男の子、二人目男の子ときたら次は女の子が欲しいと誰もが思いますよね。こういう場合、産み分けができたらなーと思うのは当然です。

そこで3人目も男の子だったら中にはショックを受ける人もいるかもしれませんが、無事に生まれてくれれば、これ以上可愛いものはないと思うはずです。

性別に固執するあまり、もっと大切な部分を見落としてしまってはいけませんし、あなたのお子様であることには変わりありません。

産み分け方法をやってみて確実ではないけれど、希望の性別だったらラッキー程度に考えておきましょう。

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