誰も教えてくれない新事実!【精子と卵子の受精可能期間】

不妊知識

 

スパーム
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受精可能期間ってなに?

精子と卵子はいつ出会っても受精できるのかな?

夫婦で問題はないのに全然妊娠しません。他に何が考えられますか?

こんな疑問にお答えします。

精子にも卵子にも寿命があることは以前説明しましたが、精子や卵子にはその短い寿命の中でも受精可能な期間と授精不可能な期間に分けられます。

この受精可能期間はここ最近になって判明してきた事実です。これを知っていることでタイミングを取ることへの意識が格段に変わってくることでしょう。

この記事でわかること
  • 精子と卵子の受精可能期間がわかる
  • 受精可能期間を知ることでタイミングへの意識が格段に上がる
  • 結果的に妊娠の確率が高まる

受精可能期間とは?

精子と卵子にはそれぞれ受精可能期間というものが存在しています。

受精可能期間は医学の発達によってここ最近になってさらに詳しく判明してきています。

受精可能期間はその名の通り、受精をすることが可能な期間、または可能な時間のことを言い、精子と卵子それぞれでその期間は異なります。

この受精可能期間の間に精子と卵子が出会うことで受精をすることができるわけですが、当然受精可能期間外である受精不可能期間に出会ってしまった場合は受精できません。

精子と卵子の受精可能期間は違うわけですので、タイミングを合わせて性交渉を行い、さらにちょうどお互いの受精可能期間である必要があるため、簡単ではないことは容易に想像できるはずです。

夫婦の生殖機能に問題がなく、排卵のタイミングを合わせてもなかなか妊娠できない場合、タイミングが間違っていたり、この受精可能期間外に精子と卵子が出会ってしまっている可能性もあります。

このことからも自然妊娠と人工授精に関してはタイミングが非常に重要であることがわかるかと思います。

ネット上では妊娠のタイミングの表記がサイトによって多少違うのはこの受精可能期間に違いがあるためです。ではそれぞれの受精可能期間を見ていきましょう。

精子の受精可能期間

精子は、射精後すぐに受精できるわけではありません。

膣内に射精された精子はものの15分ほどで卵管入口に到達すると判明していますが、その状態の精子は受精可能な状態ではありません。

精子の寿命は約3日ですが射精の5~6時間後から受精可能運動ができるようになります。

例えば、3日の寿命の精子なら、射精後6時間後から受精可能運動ができるとして、寿命までの66時間ほどのあいだが受精可能となります。そしてこの寿命は人によって違い、精液検査ではわからないのです。

精子の場合、比較的、受精可能期間は長いのですが、問題は卵子の受精可能期間になります。

卵子の受精可能期間

卵子は、もともとの寿命が排卵後24時間といわれており、精子よりも寿命の期間が短いことがわかっています。

さらに、そのすべての時間が受精可能なのではありません。

受精可能時間は6時間~8時間程度といわれています。

排卵から8時間ほどが経過すると卵子は存在しているものの受精できる状態ではなくなってしまっているというわけです。

非常に短いですね。

受精可能期間から分かる事

排卵と同時に射精したとしましょう。

卵子は排卵して受精可能期間は6~8Hですが、精子は5・6Hは受精不可能なわけですので受精可能な時間は0~2時間程度ということになってしまいます。

これではあまりにも確率が低くなってしまいます。

そうなると排卵の6Hほど前に射精を終わらせておいて、精子が卵子の排卵を直前で待っている状態が最適というわけです。

まとめ

まとめ
  • 精子の受精可能期間は射精してから5~6時間後から寿命まで
  • 卵子の受精可能期間は排卵してから6~8時間後まで
  • 排卵の6時間前くらいには射精を終わらせておくのがベスト

タイミングは非常に大切なのですが、あまりタイミングや時間を気にしていてはセックス自体不快に感じてしまったり、回数が減ってしまいかねません。

セックスの回数も妊娠に比例しますので、回数を重ねるということも当然重要になります。

精子と卵子の受精に関しては、【心から子供が欲しいご夫婦へ】精子と卵子の受精に必要な知識まとめをご覧ください。

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