
- 精液検査の結果が悪かったので改善したい
- 子供が欲しいので精子を良くしたい
- 妊活で男性ができることはありますか?
- 不妊治療のため、精子の質を高めたい
- 男性不妊を治療する方法が知りたいです
こんな悩みにお答えします。
私は男性不妊でした。
精子の数はたったの50万という高度乏精子症、精子運動率は30%台の精子無力症、さらに膣内射精障害でした。
そんな私でも自分の努力だけで、精子数を40倍の2000万に、運動率は2倍の60%台にまで改善させることができました。
そして奇跡的に妊娠、出産を終え、最愛の娘に恵まれました。
- 精液所見を良くする方法がわかる
- 継続することで数か月後、精液所見が改善する可能性がある
- 精液所見が改善した結果、妊娠の確率が高まる
まさか自分の精子に問題があるんなんて!微塵も思っていませんでしたよね?
男性不妊であることを認めることができず、さらに男性であることを否定されているような感覚に陥っているのではないでしょうか?

私も同じでしたのでとてもよく分かります。
でも、今のまま何もしないでいると本当に男性不妊は改善されることなく、将来においても子供を授かれない可能性だってあります。
しかし、今あなたはこのサイトを見ているということは何かしら改善に向けた気持ちが湧いていることは確かです。
ここで行動するかどうかが非常に重要だと断言できます。
あなたの男性不妊は改善できる可能性があるからです。
その証拠に、私は自力で精子数を40倍に、精子運動率を2倍にすることに成功し、娘を授かっています。
この記事を読み終えた頃には、悩んでいる今という時間がいかに無駄であるかということに気付き、すぐ何かしらの行動を起こしたくなっていることでしょう。
精子の正常値・基準値はどれくらいなのか?
まずは精子の正常値・基準値を確認しましょう。
精子は精液検査を受けることで数値としてステータスが表示されます。
WHO世界保健機構による基準値は以下になります。
検査項目 | 下限基準値 |
---|---|
精液量 | 1.5ml以上 |
精子濃度 | 1500万/ml以上 |
総精子数 | 3900万/射精以上 |
前進運動率 | 32%以上 |
総運動率 | 40%以上 |
正常精子形態率(厳密な検査法で) | 4%以上 |
白血球数 | 100万/ml未満 |
上記数値に達していない場合、男性不妊と呼ばれ、精液所見に異常が見られる状態となります。
精子の状態は一定とはなりませんので日々変化していっています。
1度だけ良い結果だったからもう大丈夫というのは間違いです。何度か検査を受けて精液所見を確認してみてください。

反対に1度だけ悪い結果だったとしても絶望に陥る必要はありません。
あなたの精子の状態を調べる方法
精子は肉眼では見ることができません。
精子の状態を確認するには精液検査を受ける必要があります。
男性不妊等で病院やクリニックに通院している場合は、その都度確認が可能ですが、自宅でも確認できる精液検査キットがあります。

便利な時代になりましたねー。
世の中には何種類か精液検査キットがありますが、私が使ったことがあり、病院でのデータと大きな違いがなかったキットをご紹介します。
自宅でのキットの場合、時間経過による精子の劣化も考えられますが、病院へ行く手間も省けますし、なにより病院で受けるより値段が多少安いというところがお勧めな点です。
まず精子を調査!【精液検査の方法と費用】今や自宅で出来るキットもを読むことで院内採精だけでなく、自宅でのキットについても理解が深まります。
また精子は日々、体調等により簡単に状態が変化します。どれだけ精子を溜めているかでも変わりますので、何度が検査をしたほうが良いでしょう。
毎日一定の精子状態である男性は世の中に存在しません。
なお、精子を画像等で見ることができるキットは多いのですが、どちらも経験した立場から言わせてもらえば、見てどうするの?です。
データだけわかればそれで十分だと思います。
精液所見を改善する5つの方法
精液所見を良くする方法は5つに分けられます。
- 精液の量を増やす
- 精子の数を増やす
- 精子の運動率を上げる
- 精子の奇形率を下げる
- 精子の質を上げる
精液所見はこの5つが全てであり、当然精子の状態が良い方が妊娠の可能性が高まります。
精液所見が十分である男性であっても、もっと良くしたいと願っていたり、年齢から精子力を維持していたいと考えている男性は多いです。

そんな男性にももちろん効果が期待できます。
1つの状態が悪い場合もあれば、私のように複数が併発して悪い場合もあります。
数値が不足している項目を改善することができれば妊娠の確率が高まるのです。
では精子を改善する方法を5つご紹介していきます。
精液の量を増やす方法
精液は精子と精漿からなり立ちます。精液=精子+精漿というわけです。
精子は肉眼で見ることはできませんが、精子を除いた全ての液体を精漿(せいしょう)と呼びます。
精巣で作られた精子がこの精漿と混ざって射精されたものが精液と言われます。
精子は実働部隊、精漿はサポート部隊とよく例えられますが、精子の使命はDNAを卵子まで届けて生命を誕生させることにあります。
精漿には精子の行動内容に影響を与える成分が多数含まれています。
精子の持久力や動きのパターンに影響を与える成分も見つかっていて、研究では同じ精子でも精漿部分の成分が変わるだけで行動パターンが変わることが分かっています。
精液の量を増やす7つの方法【あなたの努力で改善は可能です】を読むことで改善の可能性が高まります。

精液の量と精子の数は違います。
ただ、比例しやすい傾向にはありますが、必ずそもそうとは限りません。
精子の数を増やす方法
精子の数は非常に重要です。
特に自然妊娠や人工授精ではとりわけ重要となります。
一定数が子宮内に入り、卵子までたどり着かなければいけないことから少なすぎる精子の場合、妊娠の確率が下がってしまいます。
さらに、1匹では卵子の膜を破ることができません。

ここ、知らない男性は多いです。
たくさんの精子が群がってその力によってようやく1匹が卵子内に侵入でき、受精が起こるのです。
精子数を増やすことは自然妊娠と人工授精の成功率を上げることに繋がります。
精子の数を増やす9つの方法【あなたの努力で改善は可能です】をまずは読んでみましょう。

私が精子数を改善した方法ももちろん説明しています。
少し前にビッグダディという子だくさんの男性が話題になったと思いますが、彼の精子数は5億7000万だったそうです。
海賊の懸賞金みたいになっていますが、普通多くても1億~3億ですので、いかに精子数が多く、またその数が妊娠に影響していたということがわかるのではないでしょうか。
精子の運動率を上げる方法
妊娠するために精子に必要なものは大きく分けると3つです。
数と運動率と質です。
個人的には運動率が自然妊娠や人工授精では一番重要と思っています。
精子がたくさんいたとしても、その精子が動いていないと意味がありません。
さらに子宮内に侵入でき、卵子までたどり着ける数が多い方が妊娠の確率が高くなるわけです。
つまり、少数であっても運動率が高く、一定数以上の少数精鋭であれば妊娠の可能性はあるわけです。
自然妊娠や人工授精での妊娠を目指す人は是非力を入れるべき項目です。
精子の運動率を上げる11の方法【自然妊娠・人工授精には超重要】を参照することで精子の運動率を高めることが可能となります。

この運動率改善が私は最も苦戦しました。
精子数は増えていったのがわかったのですが運動率はなかなか改善の兆候が見られなかったので焦っていたのを覚えています。
精子の奇形率を下げる方法
精子奇形率を改善することは精子の運動率を高めることに繋がります。
奇形精子は運動率が低い傾向にあることが多いからです。
さらに奇形精子は受精反応を起こす先体反応が起こりにくいと言われています。
奇形精子がゼロの男性は世の中にはいないものの、その率があまりにも高い場合は改善した方が良い結果に繋がるのは当然です。
ちなみに、奇形精子と奇形児はなんら関係ありませんのでご安心ください。
精子の奇形率を下げる9つの方法【奇形精子は運動率も悪い傾向に!】を読むことで改善の可能性が高まります。
精子の質を上げる方法
最後は精子の質です。
この質は妊娠する方法全て(自然妊娠から体外受精まで)にとって重要ではあるものの、難しい点として、質を計測する方法が基本的にはないということです。
「精子の質が良い」=「妊娠しやすい精子」と置き換えることができます。
さらに妊娠しやすい精子ということは、受精を促す先体反応が起こりやすく、流産リスクが少ないということも意味しています。
流産の半分は男性精子のDNA損傷からくるダメージが原因であることが判明してきています。
せっかく授かった子供が流産でいなくなってしまうことほど悲しいことはありません。
その確率を下げるためにも、精子の質をより良くしていく必要があります。
特に35歳以上の男性はもちろん、女性も卵子の質を高めるために、ご夫婦で一緒になって同じ改善努力をスタートしてみることもおすすめします。
精子の質を上げる6つの方法【精子DNAダメージは確実に存在する】を読むことで理解が深まり、改善する可能性が高まるでしょう。
まとめ
- 精液所見を良くする方法は5つ
- 精液所見が良くなることで、自然妊娠・人工授精・体外受精・顕微授精の全てにおいて妊娠成功の確率が高まる可能性がある
- 精子数と運動率は特に自然妊娠・人工授精にとって重要
- 精子奇形率と質は特に体外受精・顕微授精にとって重要
- 精子・卵子の質は特に35歳付近から考えるべき項目である
精液所見は大きな手術によるものや、無精子症でない限り、あなたの努力次第で改善できる可能性はあります。
実際に私は自分の力だけで改善することができました。
私は精子の数が50万しかいない高度乏精子症で、精子運動率も30%台の精子無力症を併発していました。
それだけではなく、膣内射精障害をも患っていたので、自然妊娠が困難な男性不妊でした。
子供が欲しくて欲しくてたまらなく、子供がいない人生は考えていませんでしたので、突き付けられた内容に当然ショックを受け、同時に男性としての存在価値を否定された気持ちでいました。
それでも子供を諦めることができなかったので、生活環境を改善し、精子について勉強して、精子に良いと言われているサプリを継続したことで精子数は40倍の2000万に、精子運動率は2倍の60%台にまで回復できました。
私には時間も余裕もなかったため、一度にたくさん行いましたので、どれがどの程度効果があったのかは知る余地もなく、確認の仕様がありません。
それでもあの時、一大決心をして、継続できたからこそ、最愛の娘に巡り合えたと思っています。
あそこで頑張らなければもしかしたら今も不妊で悩み続けていたかもしれません。
男性不妊で悩んでいるのであれば、今のあなたの現状を把握し、あなたが今できることを見つけ、それを改善することを早期に取り掛かるべきです。
あなたが何歳なのかはわかりませんが、不妊治療を経験した人は皆「もっと早くやっていればよかった」と必ず後悔します。
大人になってもっと勉強していればよかったと思うのと同じで、今はよくわからないかもしれませんが、いずれそう思います。そういうものなのです。
妊娠には年齢という容赦ないリミットが存在します。
あなたの、あなたの奥様の年齢によっては妊娠が手遅れになる可能性があるのです。
ですから、今の妊娠できるという時間をどうか大切に過ごしてください。

そのために、あなたが自分で決めたこと1つでもいいので、継続してみてはいかがでしょうか?
想像してみてください。
あなたの今の迷いのせいで、妊娠するチャンスを逃し、周囲は子供がいて幸せそうなのに、自分には子供がまだいなく、もどかしい生活を送っている姿を。
想像してみてください。
子供が欲しくて欲しくてたまらないのに、愛するあなたの不妊が原因で泣いている奥様の姿を。
想像してみてください。
今、男性不妊や精子力改善に取り掛かったことで数か月後に精子力が改善し、奥様の妊娠が判明して、かわいいお子さんが産まれている姿を。
不妊治療には、まだいい、後でいいはありえません。
妊娠の可能性は1か月に1度しかありません。
1年に12回しかありません。
12回中12回挑戦できる保証もありません。
妊娠を諦めないでください。諦めるのはやれることを全てやってからでも遅くはないのではないでしょうか。